ランニングコースに桜の木がある。と、言っても目の前に桜の木が何本かあるだけ。
それが、けっこう大きな木。
坂道に植えてあるから、買い物帰りのおばあちゃんたちは、その下で腰を下ろして休む。
絵本の世界のよう。
その、桜の木も3分咲きくらいかしら。
花のついた枝のすき間から月が見えた。
幻想的な世界だった。
今まで生きてきて、こんなふうに桜と月をコラボさせて見つめたことはなかった。
冬のキンとはりつめた空気の中に浮かぶ月も美しいけれど、
今夜のしっとりとした月は、また、趣深いというのかな、美しいとおもった。
そういえば、
小学生のとき、「おぼろ月よ」という曲を歌った。
なのはなばたけに入り日うすれー🎵
大好きな曲だった。
ほんとうに、春のしっとりした風の香りがする。
すてきな曲がつぎつぎ思いだされる。