心の目で。

職場で初めての試みが行われた。

子供たちの座席を決めずに、帰った順番に席に着くのだ。

順番だから、前から詰めなければならない。

が、私の近くに座りたい子供たちは、何かと遅くして近くに

座った。  

内心、すごく嬉しい。

簡単な、算数でさえ、わかんないよ、と甘えてくる子供たち。

家庭環境など、背景をふっと考えてしまう。

とにかく、私はこの子供たちを裏切れない。

心の目で見ていきたい。

小さな体で、沢山のことを抱えている。

子供のうちって、

自分が寂しいことに

     気づかないから。