おはよう、うぐいす。
雲、ひとつない空だね。
先生は、滝桜のスケッチに行かれたかしら。
私は、贅沢?
自分の足で歩いて空を見上げることもできるのに。
いつだって、空はあって、
太陽の光も、月の輝きも、星の煌めきも、
風の囁きも
花の香だって、
私は、いつだって、自分の意志で歩いて感じることが出来る。
身近に、車椅子がからだの全てという人がいるというのに。
良い天気。
教会から帰ったら、
要らないもの処分しよう。
リセット。
いままで、なぜか聞くのが
苦しかった。
後ろ向きでは歩けないわ。
後ろに崩れ落ちそうなゴミがあるなら、要らないものが
あるなら、
捨てるべき。
空だって、雲ひとつなくても、
また、生まれてくる。
白い雲の時もあるし、
黒い、嵐の雲の時も。