あしあと

愛する天のお父様。

    感謝いたします。

 

    ひとりでいることが怖くて、

    ひとりでいることが寂しくて、

    ひとりでいることが苦しくて、

    ひとりでいることに耐えられなかった。

 

    孤独が、大きな波のように襲ってきて

    私を、飲み込んでいった。

 

    恐怖から逃れるために、

    人込みを探して歩いた。

 

    微笑んで。

    誰でもいいから。

    微笑んで。

 

    私の存在をみとめて、赦してくれる人。

 

    誰か。

    私を、赦して。

 

    私は、生きていていいの?

 

 

    私なんかいなくても、世の中まわる。

    私を、誰か、必要としてる?

 

    

    月。

    星。

 

    答えのない会話。

 

    涙ばかりが、あとからあとから流れた。

 

    あたりまえの、

    ふつうの会話がしたいと願っていた。

 

    ふつうの会話で、笑いたかった。

 

    手探りで求め、生きてきた。

    気づいたとき、

    振り返った私は、

 

    ひとりだった。

    語ること、微笑むことをなくし、

    幸せをうそでかため、

    心に蓋をして、

    世の中に、

    私は、幸せよ、とみせなければ、

    生きてゆけなかった。

 

 

    私は、死の谷の淵を歩きつづけた。

 

    

    主イエス様。

 

 

    振り返ると、主イエス様。

 

    私と並んで、あなた様の足跡があるのですね。