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もうすぐ、

   あの  時刻。

 

よく  覚えている。

   きていた   服さえ。

   スリッパも。

 

普通ではない、地震の大きさに

   直ぐに

   避難を余儀なくされるかも、と感じた。

 

思い出すと、

   吐き気が  襲ってくるよう。

 

此方に避難された子で

ほとんど  声を出せない子がいた。

心の底まで   踏み込むことは  できない。

 

気持ちの通じる  お友だちが出来て

    元気にしているのを見て

       よかった、と思った。

 

ピシッ。

まさか、と、

   地震は  怖い。