背中の羽を。

深夜、寒すぎて暖房をいれました。

 

   お誕生日 おめでとう。

 

寒い日に生まれたんだね。

私は、夏っ子。

 

よく、自分の生まれた季節は

   得意と言うけれど、

あなたも、私も、

自分の生まれた季節は

    苦手ね。(笑)

 

いま、

私。

自分の  こころを

   クリアにしようと、

    努力している。

 

逃げられないものから、

   逃げたいけれど、

 

春をまたずに、

色々なしがらみを   吹き飛ばしたい。

あなたが  私を  消したいように。

 

消えるとき、

やわらかな  風が

   魔法をかけるように

     消してくれたら

 

   すべて。

 

目の前の  桜の木が  

   まだまだ、寒い日が続くよ、と言っている。

 

けど、あなたは、しっかりと

満開の花を咲かせてくれる。

 

私は、また、

その下で、暗闇に沈むのかしら。

枝の隙間から覗く、しっとりとした月が

   美しかった。

 

 

おめでとう。

  のメールをしたいけれど、

     やめるわ。

 

神様のご計画がわからない。

私は、真実のこころだけがほしい。

私は、わたしのこころは

   真実だから。

この世で、たったひとつの

わたしのこころは、

   真実だから。

 

けれど、

あなたが、迷惑で

キスも、

ただの励まし、あそびなら、

 

私は、また、

   海の底深くに

      帰ります。

でも、足はそのままで。

   地上で、

太陽の光も、

   月の光も、

たくさん、たくさん浴びたいから。

 

月の輝きの下を走りたいから。

桜の花の下を、

  花びらの舞う下を、

    走りたいから。

 

きっと、すてきに歩いてみせるわ。

 

水の中の生き物。

そんな私を、

子供たちは、手をひいて

地上に連れ出してくれる。

 

子供たちの背には

    白い羽がついている。

そして、

「ほら、あなたにだって、あるじゃない。

ちゃんとみてよ。

こんなところにいないで。

いくわよ。」

 

そう、すてきな可愛い子供たち。

 

指先も足の裏も、

硝子の破片が刺さるように

痛くて苦しむ時もあるけれど。

 

背中の羽を太陽の光で乾かさなければ。

飛んでゆけない。