春と秋、好きになれる日

あなたのきらきらした眼差し 

  そして、少し笑った口元を

    思い浮かべました。

 

春と秋はいいね。

     と言う。

 

あなたが、季節の話題をするだけで

胸がいたい。

    苦しい。

 

なにもかも

受け入れてもらっているのに

    信じられないのは

    私だけなの。

 

それとも、

あなたのいない世界に

    慣れなければいけないの。

 

 

忘れたい。

忘れさせて。

なにもかも。

 

どこにいるの。

手が冷たい。

傍に行きたい、

 

神様。

運命が変えられなくても、

  過ぎてきた

   間違った過去を

   忘れさせて。

ひとりでいると、

   振り返ってしまう。

   過去へ、過去へ。

 

手が冷たい。

指先が、

    いたい。

 

いつか、

わたしも、

春と秋、

好きになる日がくるのかしら。

 

ごめんなさい。

 

我が儘。

 

お日様の下。

 

歩きたい。

 

うそよ。

 

もう、何も我が儘言わない。