十三夜。

おはよう。

今朝はさむいね。

昨日より2℃低いって。

 

大丈夫。

わたし、大丈夫だから。

ゆうべも、メールありがとう。

 

あの時、私、桜の下を走ってました。

五分咲きくらいの。

ナタリーって名前wwつけた桜の木か一番大きかったのだけれど、病気で枝振りが半分になってしまった。

メールに返信した後、ナタリーに話かけた。

誰にも話せない心の内。

ごつごつした桜の肌だけど、触れると冷たくはなかった。

しっかり生きていて、今年も花を咲かせてくれた。

太い枝の切られた後をなでてみた。

 

いたかったね。

苦しかったね。

でも、きれいだよ。

今年も、きれいなお花、ありがとう。

 

ナタリーの、少し花のついた枝の間から、しっとりと明るい月。

十三夜。

 

このまま、吸い込まれていくように眠りたい。と思った。