食べ掛けを持って帰ってきた。
たぶん、母が指図したものだろう。
お彼岸だから、一緒にお昼食べにきたら。と電話があったようだ。
私が昨夜から熱をだしていることは、夫も承知。
それが、二人でって言ってるんだよ、と。
寝ながら話す。
もう、11時をまわっている。
何か買って来るものあるのか? 寝てる。
何で?何でこの時間?
いつ買いに行ったっていいんだ。 寝てる。
昨日も、とりあえず病院に乗せて行ってもらったが、平気で歩かせる。
まってろ、車もってくるから、でしょ。
寒さと震えで、夕飯の支度ができなかった。だから、
食べることしか頭にない人だから、お弁当買ってとたのむと、おれ、いい。
は、?
確かに、今日は母と、彼は外食してきたはずで、お腹一杯のはずだった。
でも、負けじと言った。
食べたい物なんかないか?でしょ。
逆ギレされた。ちゃんと言葉にして言え。だって。
何で、俺はいらないなの。
病気なのはわたし。
今さら、期待などないけれど。
子供が病気でも、同じだったもの。
よく、我慢してきた。
変人。
何時間も、出しっぱなしで唾のかかったのり巻きといなり寿司。あたかも、自分が買ってきましたのように。
やることはわかる。
私は、それだけの女。
それだけの、娘。
ばかにしてる。
言ってるだけで、ポカリ一本買ってくるのもおしい?
月、まだかな。